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ひめゆり
ふりがな文庫
“ひめゆり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
姫百合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
姫百合
(逆引き)
『まあ
見事
(
みごと
)
な
百合
(
ゆり
)
の
花
(
はな
)
……。』
私
(
わたくし
)
は
覚
(
おぼ
)
えずそう
叫
(
さけ
)
んで、
巌間
(
いわま
)
から
首
(
くび
)
をさし
出
(
だ
)
していた
半開
(
はんかい
)
の
姫百合
(
ひめゆり
)
を
手折
(
たお
)
り、
小娘
(
こむすめ
)
のように
頭髪
(
かみ
)
に
挿
(
さ
)
したりしました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
なるほど多加志の病室の外には
姫百合
(
ひめゆり
)
や
撫子
(
なでしこ
)
が五六本、洗面器の水に
浸
(
ひた
)
されていた。病室の中の電燈の玉に風呂敷か何か懸っていたから、顔も見えないほど薄暗かった。
子供の病気:一游亭に
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
きょうはお客がお客なので床の間に
活
(
い
)
けた
姫百合
(
ひめゆり
)
の花の向きを気にしながら、お久は今朝からときどきそれを直していたが、四時が少し廻った時分に門の青葉をくぐって来るパラソルの影を
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ひめゆり(姫百合)の例文をもっと
(12作品)
見る
“ひめゆり”の意味
《名詞》
ひめゆり【姫百合】
ユリ目ユリ科スカシユリ属に属するすかしゆりの近縁種。学名:Lilium concolor Salisb.。
(出典:Wiktionary)