“ひほう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒホウ
語句割合
秘法37.5%
秘宝25.0%
悲報12.5%
秘方12.5%
飛鳳12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水遁すいとん秘法ひほうをもちいて、泉殿いずみどのはしをわたり、いつのまにか、晴季やそうたちのいるへやのどこかにしのびこんでいたのだ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その秘宝ひほうの所在を書きとめた地図が、このこけ猿の茶壺のどこかに封じこんであるのですから、いま、この宝探しのような、大旋風がまきおこっているのも、理の当然です。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と、二十年前の壮気を身に呼びかえして、悲報ひほうに沈む家中の者を、巌のごとくめまわして、騒ぐな、うろたえるな、悲観するな、姫路にはなおわしがいるぞと、朝に夕に力づけていたのだった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ただ津軽家の秘方ひほう一粒金丹いちりゅうきんたんというものを製して売ることを許されていたので、若干そこばくの利益はあった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
款段かんだん 久しく 忘る 飛鳳ひほうれん
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)