悲報ひほう)” の例文
と、二十年前の壮気を身に呼びかえして、悲報ひほうに沈む家中の者を、巌のごとくめまわして、騒ぐな、うろたえるな、悲観するな、姫路にはなおわしがいるぞと、朝に夕に力づけていたのだった。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)