“ひとだす”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
人助66.7%
人扶16.7%
他助16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことむすめが十六七、女盛をんなざかりとなつて時分じぶんには、薬師様やくしさま人助ひとだすけに先生様せんせいさまうちうまれてござつたといつて、信心しん/″\渇仰かつがう善男ぜんなん善女ぜんによ? 病男びやうなん病女びやうぢよわれわれもとける。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ほってもねえ、いい人扶ひとだすけして下せえましたよ。時に、はい、和尚様帰って、逢わっせえても、万々沙汰なしに頼みますだ。」
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
実際爺さんの心算つもりでは、からかさ貼りは一ぱし他助ひとだすけの仕事らしいが、それに少しの嘘も無い、何故といつて京都人は霊魂たましひよりも着物がずつと値段の張つてゐる事をよくわきまへてゐる人種だから。