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ひっくわ
ふりがな文庫
“ひっくわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
引啣
50.0%
引銜
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
引啣
(逆引き)
出刃を落した時、
赫
(
かッ
)
と顔の色に赤味を帯びて、
真鍮
(
しんちゅう
)
の
鉈豆煙草
(
なたまめぎせる
)
の、
真中
(
まんなか
)
をむずと握って、糸切歯で噛むがごとく、
引啣
(
ひっくわ
)
えて
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
マドロス
煙管
(
パイプ
)
をギュウと
引啣
(
ひっくわ
)
えた横一文字の口が、旧式軍艦の
衝角
(
しょうかく
)
みたいな
巨大
(
おおき
)
な
顎
(
あご
)
と
一所
(
いっしょ
)
に、鋼鉄の
噛締機
(
バイト
)
そっくりの頑固な根性を
露出
(
むきだ
)
している。
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ひっくわ(引啣)の例文をもっと
(2作品)
見る
引銜
(逆引き)
またこの
橿原
(
かしわばら
)
というんですか、山の
裾
(
すそ
)
がすくすく
出張
(
でば
)
って、大きな
怪物
(
ばけもの
)
の土地の神が海の方へ向って、天地に開いた口の、奥歯へ
苗代田
(
なわしろだ
)
麦畠
(
むぎばたけ
)
などを、
引銜
(
ひっくわ
)
えた形に見えます。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引銜
(
ひっくわ
)
えると、ふッと駈けて、踏切むこうへ。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ひっくわ(引銜)の例文をもっと
(2作品)
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