引銜ひっくわ)” の例文
またこの橿原かしわばらというんですか、山のすそがすくすく出張でばって、大きな怪物ばけものの土地の神が海の方へ向って、天地に開いた口の、奥歯へ苗代田なわしろだ麦畠むぎばたけなどを、引銜ひっくわえた形に見えます。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
引銜ひっくわえると、ふッと駈けて、踏切むこうへ。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)