“ひきの”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒキノ
語句割合
引退28.6%
引除28.6%
引展14.3%
比企14.3%
比気14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細腕を取って引退ひきのけ、荒海の衝立をサッと前へ引倒すと、その背後うしろにあるのは「御薬草」と書いた御用の唐櫃からびつ、力任せに蓋をハネると、中からさんとして金色無垢こんじきむく処女おとめの姿が現われます。
と、決然として身を少く開く時、主人の背後うしろ古襖ふるぶすま左右へ急に引除ひきのけられて
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
いて空虚を充たそうとする自覚的努力の余勢がかえって空虚その物を引展ひきのばすようにも思われた。これに反して振り返って見た月日の経過はまた自分ながら驚くほどに早いものに思われた。
厄年と etc. (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
頼朝は比企ひきの藤四郎能員よしかずを以て口上を伝えた。
同五郎行重ゆきしげ、小山小四郎朝政、長沼五郎宗政、土屋三郎宗遠、佐々木三郎盛綱、八田四郎武者朝家むしゃともいえ、安西三郎秋益あきます大胡おおごの三郎実秀さねひで天野藤内遠景あまのとうないとおかげ比気ひきの藤内知宗ともむね、藤四郎義員よしかず、中条藤次家長とうじいえなが