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ばんあん
ふりがな文庫
“ばんあん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
磐安
66.7%
胖庵
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磐安
(逆引き)
柏軒の家では九日に
妾
(
せふ
)
春が次男鉄三郎を生んだ。後
徳安
(
とくあん
)
と改称し、
立嫡
(
りつてき
)
せられて父の後を襲ぎ、
磐安
(
ばんあん
)
と云ひ、維新の時に及んで
磐
(
いはほ
)
と称した。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
「
磐安
(
ばんあん
)
さんがわたしを
女房
(
にようぼ
)
に持つてくれぬかしら」とは、たかの
屡
(
しば/\
)
口にした所であつた。推するに橋わたしは石川であつたかも知れない。当時
懐之
(
くわいし
)
の家は富裕であつた。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
榛軒の弟
柏軒
(
はくけん
)
、通称
磐安
(
ばんあん
)
は文化七年に生れた。
怙
(
こ
)
を
喪
(
うしな
)
った時、兄は二十六歳、弟は二十歳であった。抽斎は柏軒を愛して、
己
(
おのれ
)
の弟の如くに待遇した。柏軒は狩谷棭斎の
女
(
むすめ
)
俊
(
たか
)
を
娶
(
めと
)
った。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
ばんあん(磐安)の例文をもっと
(2作品)
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胖庵
(逆引き)
名は
燿蔵
(
ようぞう
)
、
諱
(
いみな
)
は
忠輝
(
ただあき
)
、号を
胖庵
(
ばんあん
)
といい、
祭酒
(
さいしゅ
)
林
述斎
(
じゅつさい
)
の第二子である。弘化二年十月罪を獲て
改易
(
かいえき
)
となり、その身は讃州
丸亀
(
まるがめ
)
の領主
京極
(
きょうごく
)
氏の藩中に禁固せられた。時にその年五十歳であった。
枇杷の花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ばんあん(胖庵)の例文をもっと
(1作品)
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