“はひあが”の漢字の書き方と例文
語句割合
這上100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
門並かどなみ刺青をさせたり、心中ごつこをやつて見たり、近頃は綺麗な妾を庭先にかこつて、忍ぶ戀路と來やがる、——自分の部屋の窓から脱出して、離屋の窓から這上はひあがるんだつてね
それを淵の中へ差出したので、親猿はすぐそれに取縋つて難なく岸に這上はひあがりました。
山さち川さち (新字旧仮名) / 沖野岩三郎(著)
ぬまふち追迫おひせまられる、とあしかふ這上はひあが三俵法師さんだらぼふしに、わな/\身悶みもだえするしろあしが、あの、釣竿つりざをつた三にんのやうに、ちら/\とちういたが、するりとおとして、おびすべると
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)