“はいあが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
這上91.7%
匍上4.2%
匐上4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東片町時代には大分老耄ろうもうして居睡いねむりばかりしていたが、この婆さん猫が時々二葉亭の膝へ這上はいあがって甘垂あまったれ声をして倦怠けったるそうにじゃれていた。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
私はそして、あの絶壁の上から、彼女の首を抱いて海の中に飛込んだのであるが、幸か不幸か私は、彼女の首を海の中に失ったままおか匍上はいあがることが出来た。
なんだか、怪塔王がその辺から血まみれになって、匐上はいあがって来るような気がしてなりませんでした。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)