“にゅうどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
入道100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく見ると、そいつの頭は、タコ入道にゅうどうのように、でっかくて、かみの毛なんか、一本もはえていません。その顔に、ギョロッとした、まんまるな目が、二つついているのです。
電人M (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
三歳の頃に描いた襖画ふすまえが今でも川越の家に残ってるそうだが、どんな田舎の百姓家にしろ、襖画を描くというはヘマムシ入道にゅうどうや「へへののもへじ」の凸坊でこぼうの自由画でなかった事は想像される。
そのそばには、いつものたこ入道にゅうどうが、ひげのはえたくちけて、さもちほこるようにわらいながら、あかしたしている。またからも一筋ひとすじいとのようにいて、少年しょうねん死骸しがい見下みおろしている。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)