“なめらか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
滑97.7%
緩慢2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから一年に近い間、この小さい為事は滑(なめらか)に為遂(しと)げられて来たのだが、今日はすず子に堪へられない悪感を与へるのであつた。
計画 (新字旧仮名) / 平出修(著)
七宝(しっぽう)の夫婦釦(めおとボタン)は滑(なめらか)な淡紅色(ときいろ)を緑の上に浮かして、華奢(きゃしゃ)な金縁のなかに暖かく包まれている。背広(せびろ)の地は品(ひん)の好い英吉利織(イギリスおり)である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
その魚鱗形(うろこがた)の板壁の見える一人の教授の家の前から緩慢(なめらか)な岡の地勢に添うて学校の表門の方へ弧線を描いている一筋の径(こみち)なぞが最後に捨吉の眼に映った。
桜の実の熟する時 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)