“ぬめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.0%
光綾4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬめを漉したやうな日光が、うらの藪から野菜畑、小庭の垣根などに、万遍なく差して、そこに枯れ/\に立つてゐる唐辛とうがらし真赤まつかいろづいてゐた。
(新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
私に短冊たんざくを書けの、詩を書けのと云って来る人がある。そうしてその短冊やらぬめやらをまだ承諾もしないうちに送って来る。
硝子戸の中 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
白梅月夜にふさわしい銀作りの大小夜目ながらきらびやかに、一人は年頃三十前後の屈強な武士、一人は光綾ぬめの振袖に金糸のぬいも好ましい前髪立の若衆であった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)