“ながぐつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
長靴100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆきつかねたやうですが、いづれも演習行軍えんしふかうぐんよそほひして、眞先まつさきなのはたうつて、ぴたりとむねにあててる。それが長靴ながぐつたかんでづかりとはひる。
雪霊続記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
黒猫はさう言つたかと思ふと、すぐどこへか行つて、長い外套ぐわいたうと、長靴ながぐつと、三味線さみせん竿さをの短かいのとをもつて来ました。
幸坊の猫と鶏 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
少量のブランデーと薬品を二三種類ポッケットに入れ、長靴ながぐつりたので半靴にニッカアズボンを穿いて、又出かけた。
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)