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『幸坊の猫と鶏』
ふりがな文庫
『
幸坊の猫と鶏
(
こうぼうのねことにわとり
)
』
幸坊のうちは、ゐなかの百姓でしたから、鶏を飼つてゐました。そのうちに、をんどりはもう六年もゐるので、鶏としては、たいへんおぢいさんのはずですが、どういふものか、この鳥にかぎつて、わか/\しくしてゐました。まつ白な羽はいつも生えたてのやうに、 …
著者
宮原晃一郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「赤い鳥」1926(大正15)年2月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
後
(
うしろ
)
餌
(
ゑ
)
竿
(
さを
)
外套
(
ぐわいたう
)
頬
(
ほ
)
黒猫
(
くろねこ
)
黒
(
くろ
)
鶏
(
とり
)
馴
(
な
)
長靴
(
ながぐつ
)
路
(
みち
)
藪
(
やぶ
)
私
(
わたし
)
猫
(
ねこ
)
狐
(
きつね
)
爪
(
つめ
)
枕
(
まくら
)
或日
(
あるひ
)
幸坊
(
かうばう
)