“どうじゃく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
瞠若95.7%
銅雀4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あたかも欧州戦前のバルカンの如く、日露戦前の竜岩浦りゅうがんぽの如く、如何なる名外交家といえどしりえ瞠若どうじゃくたらしむるていの難解問題となっているのであるが
謡曲黒白談 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
? 茶釜ちゃがまでなく、這般この文福和尚ぶんぶくおしょう渋茶しぶちゃにあらぬ振舞ふるまい三十棒さんじゅうぼう、思わずしりえ瞠若どうじゃくとして、……ただ苦笑くしょうするある而已のみ……
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そろそろ、お年齢としのせいかも知れんよ、銅雀どうじゃくの大宴を境として、おぐしにもすこし白いものが見えてきたしな。……花にも人間にも、盛衰はある、春秋はこばまれぬ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)