“とりたて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取立50.0%
徴税25.0%
収債12.5%
鮮鱗12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
講武所取立とりたての折、兵学の講義をうけ持ち、御留守番まで進んだが、もう身を退いて、閑役となっている。年配は六十二、三。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「永い間の非道ななされ方のむくいとは思ひませんか。年々の不作も構はず、無法な御用金を仰せ付けた上、厭が上の徴税とりたてに、知行所の百姓は食ふや食はずに暮して居ります」
まあ、宜いが、実は、何じや、あの旭座あさひざの株式一件な、あれがついまとまりさうぢやで、この際お打合うちあはせをして置かんと、『琴吹ことぶき』の収債とりたてが面白うない。お目に掛つたのがさいはひぢやから、ちよつとそのお話を
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
あんずるに、さけ鮮鱗とりたてはことさらに魚臭なまぐさきものゆゑにやあらん。けい鯸鮐こうちの一名ともいへばさけにはいよ/\とほし。とまれかくまれせいの字を知りて俗用ぞくようにはけいの字を用ふべし。