“ともまはり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
供廻66.7%
部従33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
阿部家では新主伊予守正教まさのりが八月に入国した。わたくしは其供廻ともまはりの誰々であつたかを知らぬが、医官中に伊沢氏の無かつたことは明である。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
待詫まちわび居たるにしばらくして夜も明放あけはな辰刻過頃いつゝすぎごろ大岡殿登城の樣子にて供廻ともまはり嚴重げんぢうに立出られしかば平兵衞のをしへの如くお梅は駕籠訴かごそに及びしに腰掛に控へよと申つけられやがて呼び込に相成あひなり白洲しらすに於て訴状のおもむき御尋ね有りしかば是又教へられしとほりたて目安方めやすかた之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
シバの女王ソロモンの風聞うはさをきき、難問をもつてソロモンを試みんと甚だ多くの部従ともまはりをしたがへ香物かうもつとおびただしき金と宝石とを駱駝に負せてエルサレムに来たり
乾あんず (新字旧仮名) / 片山広子(著)