“とうたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トウタイ
語句割合
当体50.0%
倒退12.5%
凍体12.5%
刀帯12.5%
東岱12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蛭子は後に恵比寿神えびすがみとなり、今では田穀の神とさえあがめられているが、その前は商賈しょうか交易の保護者、もう一つ前には漁民の祭祀さいし当体とうたいであり
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
セキスピアもバナードショオも背後に撞着どうちゃく倒退とうたい三千里せしむるに足るていの痛快無比の喜悲劇の場面を、生地きじで行った珍最期であった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
時鐘の取締りをうけて時刻はずれには決して鳴ることのない聖堂の鐘が、凍体とうたいのような一月二十一日払暁五時の空気に、嫋嫋じょうじょうとした振動を伝えたのである。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
きっと俺を睨んだ中尉は、刀帯とうたいからはずして畳に置いた軍刀に、今にも手をかけんばかりの剣幕だった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
人知らぬ思ひに心をやぶりて、あはれ一山風ひとやまかぜに跡もなき東岱とうたい前後ぜんごの烟と立ち昇るうらわか眉目好みめよ處女子むすめは、年毎としごとに幾何ありとするや。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)