“そのもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
其物53.8%
其者42.3%
当体3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何でも芸術品はたれの作とも、どうして出来た作とも思わずに、作其物そのものとぴったり打附ぶっつかって、その時の感じを味いたいのです。
此場所に於て、此時に於て、人はたゞ「生存」其者そのものの、自然の一呼吸の中に托されてをることを感ずるばかりである。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
しかし自然力は、もう真理が形に現れた一部に過ぎません。真理当体そのものというものは、もっともっと奥に在って宇宙活機の根元を掴み、不生不滅、不増不減、霊々昭々れいれいしょうしょうとして湛えております。
仏教人生読本 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)