“でがた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出語66.7%
出難33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「一度あんたの出語でがたりで、わしが大石良雄をつてみたらうやらうと思うてな。」
見たりし盆興行は団菊両優は休みにて秀調しゅうちょう染五郎そめごろう家橘かきつ栄三郎えいざぶろう松助まつすけら一座にて一番目は染五郎の『景清かげきよ中幕なかまくは福地先生新作長唄所作事しょさごと女弁慶おんなべんけい』(秀調の出物だしもの)二番目家橘栄三郎松助の「玄冶店大喜利げんやだなおおぎり」家橘栄三郎の『女鳴神おんななるかみ常磐津ときわず林中りんちゅう出語でがたりなりき。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
折角出難でがたいチベットから出て来て世界に紹介すべき大功の事を冥土めいどもたらしたからといって何の益があるか。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
この故に小説に出て来る夢は、く行つた所がドストエフスキイの困馬の夢を出難でがたいのである。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)