“であいがしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
出会頭45.5%
出合頭43.2%
出逢頭11.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さいわい、門は開けっ放しになっていたので、駈け込んで洋館の入口のベルを押した。と、出会頭であいがしらに、ドアが開いて、一人の洋装婦人が顔を出した。
恐怖王 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
臥床ふしどを出るや否やいそいで朝飯あさはんととのえようと下座敷したざしきへ降りかけた時出合頭であいがしらにあわただしく梯子段はしごだんを上って来たのは年寄った宿の妻であった。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
で、一旦内へ引返ひっかえして、応急の薬剤と繃帯ほうたいとを用意して、足早に表へ出ようとする時、七兵衛父爺じじい寝惚眼ねぼけまなここすりながら裏口を遅々のそのそ出て来た。出逢頭であいがしら喫驚びっくりして
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)