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出逢頭
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であいがしら
ふりがな文庫
“
出逢頭
(
であいがしら
)” の例文
「新さん、お前さんは可哀想だね。——聴いちゃ悪いと思ったけれど、
出逢頭
(
であいがしら
)
で、逃げることも隠れることも出来ないんだもの、みんな聴いてしまったよ」
銭形平次捕物控:037 人形の誘惑
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
で、一旦内へ
引返
(
ひっかえ
)
して、応急の薬剤と
繃帯
(
ほうたい
)
とを用意して、足早に表へ出ようとする時、七兵衛
父爺
(
じじい
)
が
寝惚眼
(
ねぼけまなこ
)
を
擦
(
こす
)
りながら裏口を
遅々
(
のそのそ
)
出て来た。
出逢頭
(
であいがしら
)
に
喫驚
(
びっくり
)
して
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
あの男ならば、意趣や遺恨は別として、単に
出逢頭
(
であいがしら
)
の話の行違いだけでも、ずいぶん抜く手を見せ兼ねない。嫌疑としても容疑としても、その点は相当のものなのだ。
大菩薩峠:37 恐山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と二人は一所に挨拶をして、上段の間を出て
行
(
ゆ
)
きまする、
親仁
(
おやじ
)
は
両提
(
りょうさげ
)
の
莨入
(
たばこいれ
)
をぶら提げながら、克明に
禿頭
(
はげあたま
)
をちゃんと据えて、てくてくと敷居を越えて、廊下へ
出逢頭
(
であいがしら
)
、わッと云う
騒動
(
さわぎ
)
。
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
主膳のこう言った言葉と
出逢頭
(
であいがしら
)
に、外では駕籠屋が
大菩薩峠:31 勿来の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
逢
漢検準1級
部首:⾡
11画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“出逢”で始まる語句
出逢
出逢橋
出逢々々
出逢茶屋