“づたい”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惣兵衞は土手づたいに綾瀬のかたへ逃げてくと、ガヤ/″\多勢おおぜい黒山のように人が立って居りまして、バラ/″\こいしほうりました。
りよは着換えぬうちで好かったと思いながら、すぐに起って上草履うわぞうり穿いて、廊下づたいに老女の部屋へ往った。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
すなわち石滝のある処で、旅客は岸づたいくのであるが、ここを流るるのは神通の支流で、幅は十間に足りないけれども、わずかの雨にもたちまち暴溢あふれて、しばしば堤防どてを崩す名代の荒河。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)