“つれのき”の漢字の書き方と例文
語句割合
連退100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たゝれてあれば惣身そうしん痩衰やせおとろへ眼はくぼみ小鼻も落て此世の人とも見えざるゆゑ兩人の用人はなみだを流し是が嘉川家の若殿樣の有樣なるか扨々淺ましき御事なり少しも早く御連退つれのき申さんと兩人して組牢くみらうはしら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
せいし惣右衞門こともとは御家來に候とも當時は御いとまの出でたる者ゆゑ是非はかくも彼の方へ連退つれのきかくまふと申す程のことなれば渠等かれら根深ねぶかたくみたると相見え候へば勿々なか/\以て容易の儀には參るまじれば何事も此方にて後手ごてならざる樣に表向おもてむき御吟味御請おうけなさるべしと申しければ主税之助は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)