“つねひごろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
常日頃90.0%
平生10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見なれている幽谷ゆうこくのしらべをつくる松柏しょうはくたぐいは、少しも経之に常日頃つねひごろのしたしい風景にならずに、どこか、素っ気ない他処よその庭を見るようなはなれた気持であった。
野に臥す者 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
常日頃つねひごろ私は今の女子教育がまだまだ真の文明教育の趣意にとおざかっていると思っております。
離婚について (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
こんな梅干爺でも平生つねひごろの心がけがいいからな、神信心をして、嘘をかず、それでみだらな心を起さずさ、だから神様が何時いつでもお姿を拝ましてくださるのだ、あのお池の中に祭ってござる水神様だ
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)