“ちんしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
珍珠33.3%
珍酒33.3%
鎮守33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
びろうどの黒い丸襟まるえりの服を着、羊脂ようしたまのかがやく帯には細身な短剣をいているのみでなく、金鶏きんけいの羽ネで飾られた貴人のかんむりといい珍珠ちんしゅくつ、どう見ても、王侯のにおいがする。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おいミチ子。今夜はおごってやるぞ。さア祝杯だ。山野やまのには何かうまいカクテルを作ってやれ。僕は珍酒ちんしゅコンコドスを一つ盛り合わせてコンコドス・カクテルとゆくかな」
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
十一月、駙馬都尉ふばとい梅殷ばいいんをして淮安わいあん鎮守ちんしゅせしむ。殷は太祖のじょ寧国ねいこく公主こうしゅしょうす。太祖の崩ぜんとするや、其のかたえに侍して顧命を受けたる者は、実に帝と殷となり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)