“たはこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譫言50.0%
枉言25.0%
癡言25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花天月地の同巻中に榛軒に此詩を寄せた時の添書そへしよがあつて、「口上茶番に代候かへそろ例の譫言たはこと」とことわつてある。此書状にはがいと署してあり、又詩箋にも「清川」と「愷」との二印がある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
イづなに枉言たはこといまさら小童言わらはごとする老人おいびとにして 〔巻十一・二五八二〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
歌物語うたものがたりに何の癡言たはことと聞き流せし戀てふ魔に、さては吾れとくよりせられしかと、初めて悟りし今の刹那に、瀧口が心は如何いかなりしぞ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)