“うわこと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
譫語42.9%
囈語35.7%
囈言14.3%
譫言7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
根津の清水の花壇の中へうずめたなどゝしゃべり立てるに、奉公人たちはなんだか様子の分らぬ事ゆえ、たゞ馬鹿な譫語うわことをいうと思っておりましたが、伴藏の腹の中では
そうして、囈語うわことのように「済みません、堪忍してください。」と言いつづけていました。
子供役者の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
顔蔽いせる者 一つの打撃がお前の頭の調和を破れば、お前は今まで祈った口でたわいもない囈言うわことを語り、今まで殊勝に組み合わせた手できたならしいことを公衆の前にして見せるかもしれない。
出家とその弟子 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
下女のおますがおかしな譫言うわことを云い、幽霊に頼まれて百両の金を貰い、是迄の身代に取付いたの、萩原新三郎様を殺したの、海音如来のお守を盗み出し
何か譫言うわことを云って困ると番頭がいうから、伴藏が女の寝ている所へ来て