“さえずり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
77.8%
囀声11.1%
囈語11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春日ののどかなる趣は、ありふれた小鳥のさえずりよりも、雞の鳴声よりも、かえってこの雉子の声において深められたかの感がある。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
耳を澄ませば林から林、山から山と渡って行く渡り鳥のつつましい囀声さえずりが丘からも林からも聞こえて来る。遥か向こうの水田の上へさっと下ろして来た一群の鳥。それは初鴨の群でもあろう。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……この小笛を吹いている間小鳥の囈語さえずりが理解出来る。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)