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うわこと
ふりがな文庫
“
囈語
(
うわこと
)” の例文
こんな
囈語
(
うわこと
)
めいたことを言いながら、鏡のうちを見つめて
起
(
た
)
ちあがるや、彼は異常の驚きに打たれた。
世界怪談名作集:16 鏡中の美女
(新字新仮名)
/
ジョージ・マクドナルド
(著)
そうして、
囈語
(
うわこと
)
のように「済みません、堪忍してください。」と言いつづけていました。
子供役者の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ジャッコへゆく途中で騒ぎが起こった時、あなたが
囈語
(
うわこと
)
に悩んだだけでもうじゅうぶんであるのに、彼女はあなたと再び言葉を交すくらいならば、いっそ死んでしまうというのですよ
世界怪談名作集:12 幻の人力車
(新字新仮名)
/
ラデャード・キプリング
(著)
王の昼寝し玉ふときは、
近衆
(
きんじゅう
)
みな
却
(
しりぞ
)
けられしが、
囈語
(
うわこと
)
にマリイといふこと、あまたたびいひたまふを聞きしもありといふ。我母の名もマリイといひき。望なき恋は、王の病を長ぜしにあらずや。
うたかたの記
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
父は時々
囈語
(
うわこと
)
をいうようになった。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
その枕もとには毎晩蒼い顔をした女が坐っていたなどというのは、六三郎の
囈語
(
うわこと
)
でも聞いた人が尾鰭を添えて言いふらした怪談で、お初は明治の後までも甲州に生きていたということです。
子供役者の死
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
気が狂って——しばらくのあいだ
囈語
(
うわこと
)
のようにしゃべり出した。
世界怪談名作集:12 幻の人力車
(新字新仮名)
/
ラデャード・キプリング
(著)
“囈語”の意味
《名詞》
寝言。譫言。
戯言。
(出典:Wiktionary)
囈
漢検1級
部首:⼝
21画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“囈”で始まる語句
囈言
囈
囈口