“たてばやし”の漢字の書き方と例文
語句割合
館林100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将軍綱吉が、戌年いぬどし生れだったからである。また、綱吉の若年の名は、右馬頭うまのかみといっていたし、館林たてばやし侯から出て、将軍家を継いだ天和二年も、戌の年だった。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
館林たてばやしの城下では女賊じょぞくの噂で持ち切っていた。それはどこからともなしに城下へ来た妖婦であった。
女賊記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
種々しゆ/″\とゝのへ江戸錦繪淺草海苔館林たてばやし團扇うちは其外田舍ゐなか相應さうおうの品々を買求かひもと荷造にづくりをして町内の飛脚屋ひきやくや十七屋とをつやより先へまはし夫より名主なぬし家主町代ちやうだいは申に及ばず懇意こんいの先々へ暇乞いとまごひに參りしに何れも餞別せんべつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)