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たてしな
ふりがな文庫
“たてしな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
蓼科
54.5%
立科
45.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蓼科
(逆引き)
眼前
(
めのまへ
)
には
蓼科
(
たてしな
)
、八つが嶽、
保福寺
(
ほふくじ
)
、又は
御射山
(
みさやま
)
、和田、大門などの山々が連つて、其山腹に横はる大傾斜の眺望は
西東
(
にしひがし
)
に
展
(
ひら
)
けて居た。青白く光る谷底に、遠く流れて行くは千曲川の水。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
蓼科
(
たてしな
)
はかなしき山とおもひつつ
松原
(
まつはら
)
なかに入りて来にけり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
たてしな(蓼科)の例文をもっと
(6作品)
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立科
(逆引き)
立科
(
たてしな
)
山の、
悠
(
ゆ
)
ったりと緩やかな傾斜が、いかにも情緒的の柔らかさで、雲の中へ溶けている、それらの山々を浮かせて、白銀のような高層の雲が、あざやかな球体をして、幾重にも
累
(
かさ
)
なって
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
諏訪の盆地は隠れて見えず、
鉢伏
(
はちぶせ
)
と
立科
(
たてしな
)
が後ろから
覗
(
のぞ
)
き、
伊奈
(
いな
)
と
筑摩
(
ちくま
)
の
山巒
(
さんらん
)
が左右に走る。遠くは
飛騨境
(
ひだざかい
)
の、槍、穂高、乗鞍等を雲際に望むところ。近くは
犀川
(
さいがわ
)
と、天竜川とが、分水界をなすところ。
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
たてしな(立科)の例文をもっと
(5作品)
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