トップ
>
立科
ふりがな文庫
“立科”の読み方と例文
読み方
割合
たてしな
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たてしな
(逆引き)
湖水の
彼方
(
むこう
)
に連らなるのは信濃の名山八ヶ岳、
右手
(
めて
)
に独り聳えているのは富士によく似た
立科
(
たてしな
)
山、八ヶ岳
颪
(
おろし
)
が吹くと見え、裾野の枯草皆
靡
(
な
)
びき、湖水の水さえ浪立って見える。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
やまやという感心もせぬ旅宿に
昼餐
(
ちゅうさん
)
したため、白馬山におくられ、犀川よぎり、
小諸
(
こもろ
)
のあたり
浅間
(
あさま
)
山を
飽
(
あ
)
かず眺め、八ヶ岳、
立科
(
たてしな
)
山をそれよと指し、
落葉松
(
からまつ
)
の赤きに興じ、
碓氷
(
うすい
)
もこゆれば
雪の武石峠
(新字新仮名)
/
別所梅之助
(著)
立科
(
たてしな
)
山の、
悠
(
ゆ
)
ったりと緩やかな傾斜が、いかにも情緒的の柔らかさで、雲の中へ溶けている、それらの山々を浮かせて、白銀のような高層の雲が、あざやかな球体をして、幾重にも
累
(
かさ
)
なって
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
立科(たてしな)の例文をもっと
(5作品)
見る
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
科
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
“立科”で始まる語句
立科山
検索の候補
立科山
“立科”のふりがなが多い著者
別所梅之助
長谷川伸
小島烏水
中里介山
国枝史郎