“たしやう”の漢字の書き方と例文
語句割合
他生100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(おまをすとなりましたら、あの、他生たしやうえんとやらでござんす、あなた御遠慮ごゑんりよあそばしますなよ。)おそろしく調子てうしいぢやて。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
來慣きなれぬ此里に偶〻たま/\來て此話を聞かれしも他生たしやう因縁いんねんと覺ゆれば、歸途かへるさには必らず立寄りて一片の𢌞向ゑかうをせられよ。いかに哀れなる話に候はずや
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
幽霊いうれいといふものはなしにはきゝつるが見しははじめて也、袖振合そでふりあはすも他生たしやうえんとこそいふなれ、いたづらに見すぐさんも本意ほいなし、今夜こそ仏法ぶつほふのありがたさも身にしみつれば