“そりうた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輴哥66.7%
雪車哥33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人はむなしく烏をにらみのゝしり、空肚へりたるはらをかゝへて輴哥そりうたもいでず、輴をひきてかへりし事もありしと、その人のかたりき。
人はむなしく烏をにらみのゝしり、空肚へりたるはらをかゝへて輴哥そりうたもいでず、輴をひきてかへりし事もありしと、その人のかたりき。
そりをひくにはかならずうたうたふ、是を輴哥そりうたとてすなはち樵哥せうかなり。唱哥しやうがふし古雅こがなるものなり。
そりをひくにはかならずうたうたふ、是を輴哥そりうたとてすなはち樵哥せうかなり。唱哥しやうがふし古雅こがなるものなり。
此時こゝろづきて腰をさぐりみるに握飯にぎりめし弁当べんたうもいつかおとしたり、かくては飢死うゑじにすべし、さりながら雪をくらひても五日や十日は命あるべし、その内には雪車哥そりうたこゑさへきこゆれば村の者也
又もとのあなへはいりしゆゑわしあなの口に雪車哥そりうたのこゑやすらんとみゝすまして聞居きゝゐたりしが、滝の音のみにて鳥のもきかず、その日もむなしくくれて又穴に一夜をあかし、熊のうゑをしのぎ