“そうがか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
㹅掛14.3%
惣懸14.3%
惣蒐14.3%
愡掛14.3%
挿画家14.3%
総懸14.3%
総掛14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塾の先進生㹅掛そうがかりにて運動する中に、或日あるひ私は岩倉いわくら公の家に参り、初めて推参なれども御目おめに掛りたいと申込んで公に面会、色々塾の事情を話して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
天野康景やすかげと植村正勝のふたりに惣懸そうがかり口の防ぎを命じ、鳥居、内藤、水野、酒井の諸将を配して、大手から玄関口までの守りに当らせた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それ惣蒐そうがかりにて叩き倒せと手に/\息杖いきづえを振り上打てかゝるに半四郎も酒屋の軒下のきしたにありし縁臺えんだい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
一同みんなふでかみすみの用意して愡掛そうがかりだと云た所でここに一つ困る事には、大切な黒田様の蔵書をこわすことが出来ない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つれは、毛利一樹いちじゅ、という画工えかきさんで、多分、挿画家そうがか協会会員の中に、芳名がつらなっていようと思う。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「わしの住居はまだか。天守の七重だけでも、総懸そうがかりで仕上げを急がせい」
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そら正覚坊がかかったと言って、総掛そうがかりで、引き上げてみますと、大きな石ではありませんか。皆はがっかりしました。平助一人が心で喜びました。
正覚坊 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)