“岩倉”の読み方と例文
読み方割合
いわくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
塾の先進生㹅掛そうがかりにて運動する中に、或日あるひ私は岩倉いわくら公の家に参り、初めて推参なれども御目おめに掛りたいと申込んで公に面会、色々塾の事情を話して
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
下駄突かけて、裏の方に廻って見ると、小山のすそを鬼のいわやの如くりぬいた物置がある。家は茅葺かやぶきながら岩畳がんじょうな構えで、一切の模様が岩倉いわくらと云う其姓にふさわしい。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
北海丸と云うのは、二百トン足らずのノルウェー式捕鯨船で、小さな合名組織の岩倉いわくら捕鯨会社に属していた。船舶局の原簿によると、北海丸の沈没は十月七日とあった。
動かぬ鯨群 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)