“岩倉公”の読み方と例文
読み方割合
いわくらこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時洛外らくがい侘住居わびずまいする岩倉公いわくらこうの知遇を得て朝に晩に岩倉家に出入りするという松尾多勢子から、その子の誠にあてた京都便だよりも、半蔵にはめずらしかった。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
後藤ごとう男爵が少年のころ、何かの折りに、岩倉公いわくらこうの前にされ、菓子をもてなされた。地方からポットの男はめずおくせず、その席上でムシャムシャと菓子を食った。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)