“ぜんぺう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前表66.7%
全豹33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これしかしながら汽車きしやがやがて飛行機ひかうきつて、愛宕山あたごやまから大阪おほさかそらかけ前表ぜんぺうであらう。いや、割床わりどこかた、……澤山たんとおしげりなさい。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
出来いできたるべき前表ぜんぺうなりけん
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「きりしとほろ上人伝しやうにんでん」は古来あまねく欧洲天主教国に流布るふした聖人行状記の一種であるから、予の「れげんだ・おうれあ」の紹介も、彼是ひし相俟あひまつて始めて全豹ぜんぺう彷彿はうふつする事が出来るかも知れない。
きりしとほろ上人伝 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)