“せつしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
拙者90.9%
泄瀉9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平八郎は項垂うなだれてゐたかしらを挙げて、「これから拙者せつしや所存しよぞんをお話いたすから、一同聞いてくれられい」
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「いやうも御記憶のいゝ事で。」と卜新氏は長い間生薬きぐすりと女の唇とをめて来たらしい口をけて笑つた。「あれは往事むかしごと拙者せつしやももう当年八十四歳になりますでな。」
当人格別病身と申に者無之候得共、平生船中は勿論総而すべて動揺致候事強候節嘔吐致、甚に至候而者嘔吐之上泄瀉せつしや致候持病御坐候。左候得者乗船仕候得者持病差起候者必然之儀と奉存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)