“生薬”のいろいろな読み方と例文
旧字:生藥
読み方割合
きぐすり90.0%
しょうやく10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ナニ、一寸ちょっと人から聞いただけの話なんだ、半年ばかり前に、芦名という男は多量の亜砒酸を買い入れた事がある。それは生薬きぐすり屋を
悪魔の顔 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「家蔵取られた仇敵におうみや」の近江屋は、権現様と一緒に近江の国から東下して十三代、亀島町に伝わるれっきとした生薬きぐすり老舗しにせである。
昔は凧の絵の赤い色は皆な蘇枋すおうというもので描いたので、これはやはり日本橋の伊勢佐という生薬しょうやく屋で専売していたのだが、これを火で温めながら、凧へ塗ったものである。
凧の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)