“しょうやく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
硝薬76.9%
抄訳15.4%
生薬7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たちまち狙を外らすや否や、大夫人を射て、倒して、硝薬しょうやくの煙とともに、蝕する日のおもてを仰ぎつつ、この傲岸ごうがんなる統領は、自からその脳を貫いた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
『特殊の風格を備えたる先生の英文は翻訳をもってしては到底その真味を伝うるあたわざるとともにその本旨にももとるものあるべきをおそれ……』その抄訳しょうやくさえも天心全集に収められなかったものを
茶の本:02 訳者のことば (新字新仮名) / 村岡博(著)
昔は凧の絵の赤い色は皆な蘇枋すおうというもので描いたので、これはやはり日本橋の伊勢佐という生薬しょうやく屋で専売していたのだが、これを火で温めながら、凧へ塗ったものである。
凧の話 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)