“せっしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
拙者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殿との、功は拙者せっしゃ一人ひとりのものではありませぬ。こ、この朝月あさづきも働きました。このことを、戦功帳に書いていただくことはあいなりませぬか」
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
どうもね、それは拙者せっしゃは昨夜人の出入のたびに怒鳴りつけたり追いかけたりしたかも知れないけれど、どうも、よく覚えていないのでね。
不連続殺人事件 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
「おう、左様か。拙者せっしゃ箱根下山の際に、ちょっと数えて見たら、十二名のように見受けたが、それでは他の旅人まで数え込んだのであろう」
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)