“せつがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
殺害87.5%
切害12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
沢はある夜、信之の晩酌の相手をしながら、信之の言葉とその眼の色によって、友江さんを殺害せつがいする意のあることを悟りました。
暴風雨の夜 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
友「へえ、大伴の屋敷へ切込みまして、家内四人の者を殺害せつがいいたしましたるは全くわたくしに相違ございません、へえ遺恨あって切込みました」
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其方儀そのはうぎ石川安五郎小松屋遊女いうぢよ白妙しろたへ同道にて立退たちのき候節私しの趣意しゆいを以て追掛おひかけ彌勒みろく町番人重五郎と申者さゝへ候を切害せつがいに及び候段不埓ふらち至極しごくに付死罪申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
の渡邊織江が切害せつがいされましたのは、明和の四年亥歳いどし九月十三に、谷中瑞林寺の門前で非業な死を遂げました、屍骸を引取って、浅草の田島山たじまさん誓願寺せいがんじへ内葬を致しました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)