“ずずだま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川穀25.0%
数珠宝珠25.0%
木槵珠25.0%
薏苡25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
約百ヨブなみだ」といふ川穀ずずだま、蒼ざめたまぶたの下の涙、暗い頬の上の悲しい眞珠。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
万花まんげいろどりには、琥珀こはく、さんご、真珠をちりばめ、瓔珞ようらくには七ツの小さい金鈴と、数珠宝珠ずずだまをさげるなど、妙巧の精緻せいち、ただ見恍みとれるのほか、ことばもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
随分ころりと来るであろう、きさまのろけた小蝶こちょうさまのお部屋ではない、アッハハハと戯言おどけを云えばなお真面目に、木槵珠ずずだまほどの涙を払うその手をぺたりと刺身皿さしみざらの中につっこみ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
薏苡ずずだまの小道尽きたり曼珠沙華 子規
曼珠沙華 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)