“すてーしょん”の漢字の書き方と例文
語句割合
停車場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
時間にはおくれたれどともかくも停車場すてーしょんおもむかんと大原は中川家を辞して門外へでたる途端とたん、走り寄って武者振むしゃぶくお代嬢
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
七条の停車場すてーしょんから乗ったくるまは三条の万屋の前に梶棒を下ろした。
漱石氏と私 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
大原家の下女は急ぎ家に帰りてお代嬢に今の事を密告したり「モシお嬢さん、満さんは何処どこかしっただ」お代嬢「んなの迎いに停車場すてーしょんさあ往った」
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
大原は最早もはや御馳走の出でざるを見て「中川君、これでモーおしまいかね」中川「お終いだ」大原「それでは僕もおいとまをして停車場すてーしょんへ出かけよう。モー何時だろう」
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
ナニ、今日夕方その地へ着くと。ハテナ、何処どこから出たろう。一の関の停車場すてーしょんだ。お登和さん、僕の両親は昨日きのう手紙を見て今朝ぐに向うを出発したと見えます。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
時間通りに来れば六時に汽車が着く勘定ですから僕はソロソロ上野の停車場すてーしょんまで出迎いに行って参ります。小山の奥さん、これでモー大概の用意は出来ましたね。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)