“ていしゃじょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
停車場100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むかしの東海道の日坂にっさか宿しゅくは、今日では鉄道の停車場ていしゃじょうになつてゐない。今日のくだり列車は金谷かなやほりうち掛川かけがわの各停車場を過ぎて、浜松へ向つてゆく。
小夜の中山夜啼石 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
平素市中しちゅうの百貨店や停車場ていしゃじょうなどで、疲れもせず我先きにと先を争っている喧騒な優越人種に逢わぬことである。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
つぎの土曜日の二時の汽車で、セットへ着くはずにするからと言って来た。わたしは犬たちとジョリクールをれて、かれに会いに停車場ていしゃじょうまで行くことをゆるされた。