“すえもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陶器51.7%
陶物31.0%
据物17.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手首の辺から下へ曲り、あの陶器(すえもの)の招き猫の、あの手首そっくりであった。銅色の皮膚へ脂肪(あぶら)が滲(にじ)み、それが焔に照らされて、露でも垂れそうにテラテラした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
みじんになった陶物(すえもの)の破片(はへん)を越えて、どッ、泉(いずみ)をきったような清水(しみず)があふれだしたことはむろんだが、猫(ねこ)もでなければ呂宋兵衛(るそんべえ)の正物(しょうぶつ)もあらわれなかった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一刀を払って、斬り人(て)が、こう刀を衆に示して、据物(すえもの)に向うと、観衆も斬り人の呼息(いき)と一つになって、しいっとなった。
山浦清麿 (新字新仮名) / 吉川英治(著)