“すうげん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
數言50.0%
芻言50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか折角せつかく此所こゝまでながら、此所こゝきみかほないのは遺憾ゐかんだから、この手紙てがみ次第しだい一寸ちよつといからいといふ端書はがきた。無事ぶじ退屈たいくつ宗助そうすけうごかすには、この十數言すうげん充分じゆうぶんであつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
弘庵は『芻言すうげん』五巻を草して水戸前中納言に献じ以後十人扶持を給せられた。七月に至って弘庵は更に『海防備論』二巻を著した。この著は今『嘉永明治年間録』に採録せられている。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)